Chromebookはセキュリティが優れているOSと言われています。
そのため、セキュリティソフトはいらないのでは?とまで言われています。
そのようなことから以前の記事では「小学生にもおすすめ」としてご紹介しています。
Chromebookは安全だから小中学生にもおすすめ、の理由とは?
でも、どこが他のOSと比べてすごいのでしょうか。
今回は
- Chromebookのセキュリティの凄さの確認
- 本当にセキュリティソフトが必要ないのか
- おすすめの対策方法
をご紹介します。
Chromebookのセキュリティ対策機能
まず、Chromebook / Chrome OSのセキュリティ対策機能についてみてみます。
自動更新
Chromebook ではアップデートが自動的に行われるので、常に最新で最も安全なバージョンが動作するようになっています。
サンドボックス化
Chromebookでは、ウェブページとアプリケーションが「サンドボックス」と呼ばれる制限された環境で動作します。
これにより、Chromebook でウイルスに感染したページを開いたとしても、他のタブ、アプリ、その他の要素に影響は出ない仕組みになっています。
これ、Chromebookの大きな特徴です。
確認付きブート
Chromebook では起動時に毎回、「確認付きブート」と呼ばれるセルフチェックが行われます。
システムで改ざんや破損が検出された場合は、自己修復で新品同様の状態に戻されます。
データの暗号化
Chromebookでは基本的に重要なデータはすべてクラウドに安全に保存されますが、ダウンロードしたファイルなどはパソコン上に置くことになります。
でも、Chromebook では、このデータが暗号化されて保存されているので、ファイルに簡単に不正アクセスされないようにできています。
復元モード
Chromebook になんらかの問題が生じた場合は、復元モードでOSを問題がないバージョンに戻すことができます。
以上のようなセキュリティ対策がOS自体の機能として備わっています。
これがChromebookが安全と言われるゆえんです。
Chromebookのセキュリティソフトはいらないのか?
では、Chromebookのセキュリティ対策ソフトはいらないのでしょうか。
上記のようなセキュリティ対策がされたOSなので、Windows OSのようなウイルスに対しての対策というのはそれほど意識しなくてよくなりました。
それに、そもそも、Chromebookには、Windowsのようなサードパーティ製のセキュリティソフトウェアを後からインストールするという概念がありません。
OSとしてはセキュリティソフトはいらないといえるかもしれません。
ですが、インターネット上の脅威はあります。
インターネット上の脅威とは?
インターネット上の脅威の一つがネット詐欺。
ネット詐欺は、Chromebookでも警戒しなければなりません。
ネット詐欺は、ネット利用者を不正サイトなどへ誘導し、情報や金銭をだまし取る手口の総称で、Chrome OSやWindows、MacOSといったOSを問わない脅威です。
その中でも、よくあるフィッシング詐欺は、実在するサービスの正規ログインページを装うフィッシングサイトにネット利用者を誘導し、そこで入力させた情報をだまし取る手口。
これは、Chromebookだからと言っても注意しなければなりません。
Google Chromeに拡張機能を追加していませんか?
また、Chromebookでは、Chromeに拡張機能を追加して利用することがあります。
例えば以下でご紹介しているLINEの機能拡張もその一つですね。
ChromebookでLINEを使う前に必ず読んで!設定方法と注意点について
この機能拡張はChromeのウェブストアからダウンロードするものなので、Googleの審査を通ったものだけが配布されています。
ですが、その審査をすり抜ける不正な機能拡張もあるようです。
もし、不正な拡張機能を入れてしまった場合、フィッシングサイトへ誘い込まれたりする可能性はゼロではありません。
Androidアプリをインストールしている場合
Chromebookでは仮に不正なアプリが入り込んでも影響を受けにくいと言われています。
そもそも、アプリの入手はChromeウェブストアやGoogle Playなどの公式アプリストアか、公式Webサイトからダウンロードしていると思いますが、これも機能拡張と同様に、公式アプリストア内に不正アプリが紛れ込んでいる場合もあるようです。
こういったアプリがフィッシングサイトなどに誘導して不正な動きをとる可能性があります。
では、フィッシング詐欺などのインターネット上の脅威からはどうすれば守れるのでしょうか。
Chromebookをネット詐欺などの脅威から守るおすすめの方法
ネット詐欺を回避するためにはChromebookでもセキュリティソフトが必要です。
Chromebookの場合は、Google PlayストアやChromeウェブストアからChromebookでの動作保証をしているセキュリティソフトを入手できます。
例をあげると「ウイルスバスター Webセキュリティ for Chromebook」は不正サイトへアクセスしたり、詐欺メールにだまされたりするリスクを軽減することがでるセキュリティソフトになっています。
このようなセキュリティソフトをインストールすることで、インターネット上の脅威から守れる可能性が高くなります。
Chromebookにおすすめのセキュリティソフト
ここからはChromebookにおすすめのセキュリティソフトをご紹介します。
ちなみにChromebookのセキュリティソフトはフィッシング対策、データ漏洩スキャン、アプリのモニタリング、VPN、ウェブトラッカーのブロック機能、Wi-Fiスキャナあたりの機能が主になります。
この点がWindows用のいわゆるウイルス対策ソフトとの違いでもあります。
ウイルスバスター
ウイルスバスターは、トレンドマイクロが販売しているウイルス対策ソフトです。
日本国内では、販売本数No.1のセキュリティソフトなので、名前は聞いたことがあるのでは?
ウイルスバスター クラウドなら1ライセンスで3台まで対応可能です。
Windows、Chromebook、Androidなどの組み合わせで使うことができます。
迷ったらまずウイルスバスターにしておけば間違いないでしょう。
>>> ウイルスバスターを詳しく見てみる
ノートンモバイルセキュリティ
ノートンモバイルセキュリティには、アプリや拡張機能をダウンロードする前に、不審な動作をしないかスキャン・分析するツールが含まれています。
Norton 360デラックスパッケージであれば複数のデスクトップパソコンやモバイル端末を保護することができます。
McAfee
マカフィーは手頃な価格で優秀なマルウェア検出機能のあるセキュリティソフトです。
Bitdefender
インストール時に新しいアプリを自動でスキャンし、オンデマンドでスキャンすることができるセキュリティソフトです。
TotalAV
TotalAVには悪質なアプリや拡張機能から守ってくれる機能があります。
まとめ
ChromebookはWindowsに比べると安全なOSと言えます。
ウイルスはWindows OS上で動作するものがほとんどですし、仮にChrome OS上で動作するウイルスがあったとしても、サンドボックスや復元により無効化されるのが落ちでしょう。
ただし、フィッシングなどのネット詐欺などについては、OSに関わらずその脅威は存在します。
そのような脅威に対してはセキュリティソフトでの対策が必要ということです。
Chromebook向けのセキュリティソフトは少ないのですが、有名なセキュリティソフトであるウイルスバスタークラウドはChromebookに対応しています。
インターネット上のセキュリティが気になる方は、ウイルスバスタークラウドの導入をおすすめします。
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