Chromebookは値段も手ごろで手軽に使えるのですが、やっぱりWindowsマシンでなければできない作業や、自分以外がWindowsマシンを使っている場合などはファイル共有が必要な場合があります。
また、Windows PCに保存しているデータに、Chromebookからアクセスしたくなることもあります。
そこで今回はChromebookから同一ネットワーク内のWindows PCにあるファイルへアクセスする方法を解説します。
ここで解説する方法であれば、ChromebookからWindowsの共有フォルダへアクセスして、ファイルを転送することもできます。
ChromebookからWindows PCのフォルダへアクセスする方法
ここでご紹介する方法では、
Windows PCの共有フォルダに保存した
- ファイルの編集
- 動画ファイルの再生
- 音楽ファイル再生
などができます。
前提として、Windows PC側は起動している必要がありますが、Chromebook以外に従来のWindows PCも使っている人であれば知っておいて損はありません。
WindowsとChromebookでファイルの共有や転送ができるのか?
そもそも、WindowsとChromebookでファイルの共有ができるのか?という疑問がわきますが、Windows PCとChromebookでファイルの共有・転送は可能です。
ただし、Chromebookの標準機能ではできませんので、これからご紹介する機能拡張(File System for Windows)が必要になります。
機能拡張はWindowsでいうところの追加ソフトウェア的なものになりますが、Windowsのソフトウェアのようにインストールするのが大変なものではありません。
WindowsでブラウザとしてChromeを使っている人であればわかると思いますが、機能拡張は簡単にインストールすることができます。
Windows側で共有フォルダの設定
まずはWindows側で共有フォルダの設定が必要です。
Windows側でフォルダを共有するための設定は以下の通りです。
手順は
- 共有したいフォルダを右クリック>共有タブ>共有ボタンと進みます。
- 「共有する相手を選んでください」、と表示されたら、Windowsアカウント名のユーザー名が表示されるので、クリックして選択し、「共有ボタン」をクリックします。
- これでWindows側の共有設定は完了です。
あと、Windows PCのIPアドレスも必要になりますので、以下のサイトであらかじめ確認しておいてください。
Chromebook側の共有フォルダ設定
次にChromebook側の設定を行います。
- Chromebookにプリインストールされている、「ファイル」アプリを開きます。
- 左下の「新しいサービスを追加」をクリックします。
- 「ウェブストアからインストール」を選択し「File System for Windows」をインストールします。
- インストール後「File System for Windows」をクリックします。
- ここで接続のための情報を入力します。入力箇所は以下の3つです。
IPアドレス:Windows機のIPアドレス
ユーザー名:Windowsのアカウント名
パスワード:Windowsログイン時のパスワード - IPアドレスは以下のサイトで確認できます。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
ユーザー名、パスワードはWindowsでログインするときに使用しているものを入力します。 - 入力したら、左下のギアのアイコンをクリックします。
- 「Keep Password」をYesにしてCloseし先ほどの画面に戻ります。
- 戻ったら「Keep」をクリックします。
- 最後に「Mount」をクリックします。
これでWindowsの共有フォルダへのアクセスが完了します。
Windows PCの共有フォルダにあるファイルを編集やコピーなどができますし、もちろんChromebookで作成したファイルをWindows PCへ転送することもできます。